さりげなさ

負けることや

恥をかくことや

後悔の少ない人生を

送ることができる人は

果たして幸せなのだろうか。

今までの人生の過程で

自分が苦手なことや

マイナスになることを

避けながら生きてきたから

幸いにも

負けることや恥をかくことや

後悔する経験を

してこなかっただけな気がする。

辛い経験をするからこそ

後悔して悩んで考えて

人は成長していくものだし

自分が経験したことを踏まえ

悩んでいる人に対して

アドバイスできるものだと思う。

負けたことがない

フラれたことがない

金に困ったことがない

金で買えない物はない

自殺を考えたことがない

そんなことを言う人は

人生経験の少ない人か

嘘つきの証しなのである。

辛いときでも

辛さを感じさせないくらい

さりげなく振る舞える人が

大人と言えるのかもしれない。

さりげなさは

失敗して恥をかいて

後悔しながら

獲得していくものである。

ばいなら