愚の骨頂

人に振り回されているときほど

愚かなときはない。

人の感情に流されることほど

愚かなことはない。

誰かが自分の不手際で

周囲から非難されている

そんな哀れな姿を見たりすると

なんだか同情するときがある。

しかし同情するのは束の間

その人自身がそんなことなど

大して気にもしてないし

反省もしていないことを知ると

同情していた自分が

バカバカしくなり

愚かに感じるのである。

納得がいかないことがあると

感情を露わにしながら

ぶちまけてくる人がいる。

そんな人の悩みを聞かされ

どうしたらいいものかと

ずっと考えていると

もうすでにその本人自身が

自分の中で処理していて

ケロっとしていたりする。

そんな姿を見ると

他人の感情に流されていた自分が

バカバカしく思えて

愚かに感じるのである。

そんなときほど

他人の都合や感情に

振り回されているときほど

愚の骨頂なのである。

ほなまた