放蕩息子

親に愛されながら

育てられてきたことに

気づくことができるのは

自分にも

愛する子供が生まれたとき。

先輩に気にかけられながら

育てられていたことに

気づくことができるのは

自分にも

不器用な後輩ができたとき。

そんなことに気づくまでは

人の恩や感謝することなんて

顧みることなどなく

人の気持も考えずに

わがまま放題やりたい放題。

愛を受けてるにもかかわらず

悪たれをついているその姿は

まるで放蕩息子のように見える。

そんな放蕩の時期は

誰にでもあるものだけど

ただそんな

放蕩の自分だったことに

気づくことができたなら

今までの無神経な自分を償い

今まで気づいていなかったことに

感謝の気持ちを抱き

それを言葉に出して

相手にちゃんと

謝罪することができれば

全ては白紙に戻るだろう。

そうしたら

今度は自分が無償の心で

誰かを愛し気にかけながら

育てていくことが

自分の使命になるのである。

ばいちゃ