平凡や正常の中に
非凡と異常の要素がないと
退屈で魅力がないものだと
感じたりしてしまう。
平凡な毎日が
幸せだと思っていても
何かしらの刺激がないと
つまらない毎日だと
思いはじめてしまう。
斬新なデザインやファッションを
考えて創り出すときには
そんな非凡で異常な感覚が
必要なのかもしれない。
しかし人は
違和感やわかりにくいものを
排除したがる習性があるので
自分で創り出した作品の中に
非凡や異常な要素が
多く組み込まれていると
何となくそれを
排除したい気持ちになる。
平凡と非凡と正常と異常の間で
どっちつかずに陥ると
色々な人から色々な意見を聞いて
その意見を忠実に
取り入れようとしてしまうと
デザインから鋭さが失われ
どこにでもあるような
丸さを帯びた魅力のないものに
なってしまう可能性がある。
結局誰が見ても
当たり障りのないデザインを創れば
何かが足りないとか
もう少しひねりが欲しいとか
非凡や異常の要素を求められる。
周りに論議されない
無難なデザインよりも
賛否両論されるデザインのほうが
独創性があり斬新で新鮮な
魅力のあるものになる。
魅力とは
正常と異常と平凡や非凡が
混じり合っているもの。
その2つのバランス感覚を
どう表現するのかで
評価は変わってくるものだと
思うのである。
デザインを実現することは
デザインを生み出すことと
同じくらい難しく
価値のあるものなのである。
ばいなら
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