小細工を使う

仕事を長く続けていれば

経験値も上がり

色んなことに慣れてきて

要領がつかめるようになる。

そんなふうになると

自分が困ったときに

小細工を使い始めたりするのだ。

その小細工が

通用しているあいだはいいけど

その小細工を

器用にごまかしたつもりでも

細部まで行き届いてない

ものなのである。

そのごまかしの不足に対して

お互いが

納得いくことならいいけど

結果を期待されていたりすると

やっぱり小細工というものは

その場しのぎになってしまう。

そんな小細工を使う人は

いつも中途半端なことが多く

なんだか煮え切らないで

不安要素が残るような

納得できない仕事をする。

そう感じるのは自分だけではなく

相手も同じように

感じていることだろう。

そして

いつか小細工の結果を

精算しなければ  

ならないときが来る。

機転が利くということと

小細工をすることは

全く違うもので

小細工をしているのに

自分は機転が利く人なんだと

勘違いする人も

たまにいたりする。

みんな時間をかけて

少しずつ経験を積んで

自信と信頼を得る努力を

してきたのだから

評価だけに気を取られ

下手な小細工で

これまで築いてきた

大切なことを失わないように

心がけたいものである。

さいなら