リアル

大ヒットしている

恋愛映画よりも

身近にいる人たちの

なれそめ話しのほうが

何となくワクワクする。

有名シェフが作る

高級料理よりも

母親が適当に作った

手料理のほうが

美味しく感じる。

流行やブランドに魅せらて

衝動買いした洋服よりも

自分好みのデザインや

色使いに感覚され

一目惚れして買った

無名の洋服のほうが

長く着られる気がする。

1度は行ってみたい

海外の絶景よりも

自分が住み慣れた

街の景色のほうが

もしかしたら

絶景なのかもしれない。

肌荒れを気にして

何もしないような

美意識高い女性の手より

仕事を頑張っている女性の

カサカサの手のほうが

愛おしく思える。

本当の自分を

見透かされないように

背伸びをして

カッコつけている人より

リアルな自分を

さらけ出している人のほうが

人間味を感じる。

写真で見ているよりも

実際に会い

現実に触れたときに感じる

体温と鼓動は正にリアル。

自分の周りにある

忘れかけているリアルなものは

何倍も感動を与えてくれる。

欲や見栄に流されてしまうと

現在や本当の自分を見失い

身近にあるリアルなものでは

感動できなくなっていく。

毎日に疲れたら

自分の周りを見渡してみれば

心が満たされるものは

沢山あると思うのである。

自分は今を生きているのだから

リアルなものを見つめ直すのも

リアルなのだ。

ほなまた