母・衣・食・住

実家に帰ると

母親は必ず

何か食べたのか、、、

お腹減ってないか、、、

そんなふうに

食の心配をしてくる。

戦後に育った人たちは

今みたいに食べたいものが

何でも食べられる時代ではなく

自分たちが食べることに

苦労してきたから

誰かの食の心配をするのだろう。

食べたいときに

食べ物がなかった

あのときの気持ちや辛さが

食に対しての執着心に変わり

住む家が狭いとか

着る服がないとか

そんなことよりも

食べ物がないことが

何よりも不憫に

感じてしまうのだと思う。

それに比べ今の僕等は

住む家が狭いことに不満を抱き

洋服が買えないことに

ストレスを感じたりするけど

食の心配をしている人は

あまり聞いたことがない。 

それだけ今の時代は

食に恵まれているのだ。 

先日母親が手術をした。

手術が終わり麻酔が覚めて

初めに言った言葉は

母に付き添っていた姉と僕に

お昼食べたの、、、だった。

こんなときくらいは

自分の心配をして下さい。

そんな母には

長生きして欲しいと

心から思っています。

ありがとう