うらめしや

自分より

誰かが幸福だったり

優れていたり

贔屓されていたりすると

心のどこかで

不満な気持ちが生まれる。

そんな気持ちとは裏腹に

自分もそうなりたいと

心のどこかで

願う気持ちも生まれる。

こんな複雑な心の状態を

"羨む"というのだろうか。

羨まれる側にしてみたら

なんとも迷惑な話し。

別に悪いことを

しているわけでもないのに

知らぬまに

誰かに羨まれていても

それはなんとも理不尽で

腑に落ちないこと。

羨むことが続いてしまうと

羨むが妬むに変わる。

なので

羨む感情とは妬む感情の

初期症状なのである。

羨むの語源の"うら"とは

人の心や気持ちで

"やむ"とは病気そのもの。

この2つの言葉がくっついて

"羨む"という言葉が

完成しているわけだ。

ということは

羨むという気持ちは

心の病気なのである。

なんとなく誰かのことを

羨ましく思いはじめて

その気持ちに

悪感情を抱く症状が出てきたら

その症状は羨むではなく

妬みに変わった

ということになる。

羨む気持ちが妬みに変わる前に

色々と対処しないと

重い心の病気になってしまう。

妬む気持ちというものは

厄介な難病だから

なかなか治らない。

いつも誰かのことを気にしながら

人を羨む人生よりも

周りの人に流さないで

自分自身を羨む人生のほうが

マシですね。

ばいちゃ