流行最前線

流行が移り変わる速さに

乗り遅れてしまうと

ウトい人とかセンスない人

なんて言われたりすることがある。

洋服が好きということが

前提にあっての話しだけど

ファッションにおいては

自分が好きな服を着て

自分が着たい服を着れば

いいのになと思ったりもするけど

人に美やデザインを

売る仕事をしている限り

ある程度の流行を

察知し続けていかないと

どうやらダメらしいのです。

そんなことを言ってても

胸の奥底では

いつも流行りに敏感な人だと

思われたい願望もあったりする。

そんな気持ちに拍車がかかると

流行りものは誰よりも先に

自分が身に付けていたい、、、

なんてことになるのだ。

まだ自分が若いころ

そのときに流行っていた服を

買うか悩んでいたら

洋服大好きな人が

もうその服は

ちょっと前に流行ったものだから

買わないほうがいいと

アドバイスをしてきた。

しかし後日

アドバイスしてくれた人が

自分が買うか迷っていた服を

ちゃっかり買って

着て来たことがある。

そこまでして

誰よりも先に流行りものを

身に付けたいのかと

度肝を抜かれたことがある。

そんな人に限って誰かの服装を

ダメ出しをしたりして

天狗になっている。

そのときから

おしゃれな人という定義が

何かわからなくなった。

先に買うか後から買うか、、、

先に着るか後から着るか、、、

そんな下らない

流行の最前線で起こる競争で

流行に敏感な人なのか

敏感じゃない人なのかが

決まってしまうのは悲しい。

誰が先とか誰が後とか

そんなことはどうでもよくて

流行をもっとみんで共有して

仕事に役立てればいいのに。

こういうことは

自分みたいなオヤジには

どうでもいいことだけど

若い人にとっては

先にとか後からとか

同じものは嫌だとか

そんな下らないことを

こだわるのが大切なことなんだと

思うのである。

誰が決めたかわからない

ファッションリーダーになると

大変なことだ。

流行の最前線で仕事をしていれば

当たり前のことなのかと

思うのである。

ばいちゃ