不機嫌な言霊

何気なく言った言葉が

相手を傷つけてしまう。

何気なく言われた言葉に

自分が傷つくこともある。

言葉は使い方により

言霊と化して

自分の意思とは裏腹に

誰かを不機嫌に

してしまうことがある。

言霊とは

言葉にあると信じられた呪力で

"おまじない"みたいなものだ。

もしも本当に 

言霊があるとするなら

言葉に注入される感情の違いや

使う言葉や言い方や

トーンや表情なんかでも

善にもなるし悪にもなる。

自分が不機嫌なときは

言葉が不機嫌の言霊となり

相手に伝わってしまい

お互いが不機嫌になる。

子供のころに親から

よく言われた言霊がある。

"痛いの痛いの飛んでけ"

これは正しく善の言霊を使い

子供の苦痛なことを

言葉のおまじないで

無くそうとする行為だ。

言霊を使うならば

こんなふうに

善の言霊を誰かのために

おまじないとして

使うようにしたいもの。

人間は誰かを褒めるより

誰かを貶すほうが多いから

自分たちの周りには

不機嫌な言霊たちが

浮遊しているから

傷つけ傷つかないよいに

生きていきたい。

ほなまた