これがいい

<これでいい>、

という言葉は

ちょっと満足さに

欠けている言いかた。

満足するためには

(これがいい)、

と思えることが

大切な気がする。

僕が若いころは

休日になれば

お気に入りの洋服を探しに

街にくりだした。

原宿→渋谷→代官山→渋谷→

新宿→下北沢→渋谷→原宿

みたいに

気になるショップを

全て見たうえで

(これがいい)と思える洋服を選び

その洋服がある街へ

また戻り、買う。

歳をとるごとに

(これがいい)の

バイタリティは無くなっていき

これでいっか、、、

になってくる。

僕らの仕事は

お客様に満足をしてもらうこと。 

満足を提供する側が

<これでいい>という考えかたでは

満足を提供できないと思う。 

若い頃のこだわりと

熟練されたこだわりは

質が違う。

年齢を重ねても

常に(これがいい)ということに

こだわっていれば

質の良い(これがいい)ものを

提供できる。

しかし

生涯の相手を決めるときは

若いころから

(これがいい)にこだわると

晩婚になるか、 

もしくは

永遠にできない可能性もある。

なので

多少の<これでいい>も

必要なのです。

ばいなら