重ね合わせの沸点

若い頃のほうが

怒りの沸点が低く

いつも下らないことで

腹を立ててた気がする。

そんなことは

ある程度歳を重ねていけば

変わっていくものだと思っていた。

だけど今の自分を客観的にみると

若い頃と変わりなく

怒りの沸点が低いような 

そんな気がするのである。

人がイライラしたりするときは

自分の心や気持ちに

余裕がないときだったりする。

もしくは

更年期の症状くらい。

歳を重ねていけば  

色々な経験を積んで

心にも余裕が出てきたりして

ある程度のことに対しては

寛大になれるはずなのに

この歳になっても

毎日一度くらいは

イライラしている自分がいる。

言われたことを

なかなか改善しない人や

自分を変えようと

努力をしない人を見ると

何だか腹が立ってくる。

それは

自分自身が変わる努力を

怠っているからであり

そんな人たちと自分を

重ねて見てしまうからだと

思うのである。

なので

今腹を立てていることは

自分に対して

腹を立てていることと

同じになるのである。

どんなに歳を重ねても

自分に対しての努力を

怠っている自分がいると

いつになっても

自分と同じような人を探しては

腹を立て続けていくことになる。

なので

誰かに腹を立てる前に

自分が変わる努力をしたほうが

心と気持ちに余裕がでてきて

誰かの下らないことなんかに

振り回されることなく

寛大な人になれると

思うのである。

ばいちゃ