単細胞協奏曲

ひとつのことに集中すると

他のことが疎かになる。

ひとつのことが気になると

他のことが耳に入ってこない。

そんな姿は

第三者からしてみたら

まるで人の話しを

聞いていないように見えて

失礼な態度に感じるけど

本人からしたら

単純に自分の気持ちや考えに

余裕がないだけなんだと思う。

仕事において

同時に2つや3つのことを

器用にできない人間なんて

世の中にはザラにいる。

誰かの単細胞な行動や発言は

やたらと目につき

気になってしまうけど

そんな自分も

単細胞な人の中の

ひとりなのかもしれない。

単細胞な人は

自分のことで手一杯になるから

人の気持ちとか周りの価値観に

自分を合わせることが

なかなかできない。

かと言って

自分の気持ちに余裕があるときは

誰かの単細胞な行動に対して

誰よりも上から目線で

指摘したりする。

そんなことをしていると

人としての信頼が

どんどん薄くなってしまう。

もしも自分が

単細胞な人間だという

自覚があるのなら

誰かに言われた言葉の裏側や

今起こっている物事の過程や状況や

周りと自分の価値観のズレを

肌で感じて

それをもっと深く考え

少しでも周りに合わせる癖を

身に付けいく努力をしないと

ずっと単細胞の人のまま

生きていくことになる。

別に多細胞がいいわけではないけど

なるべくなら

自分の気持ちに余裕がないときほど

周りに対しての気づかいと

他人の気持ちを

汲み取ることができるくらいには

なって欲しいと思う

今日この頃なのである。

ほなまた