カチンコチン

若いころは

歳をとることが嫌だった。

でも自分が歳をとるにつれて

歳をとることも

捨てたもんじゃないなと

思うのである。

若いころは 

朝まで騒いで遊んだり

恋愛をしまくったりとか

勢いと体力で

若いころにしかできない

羨ましいことはいっぱいあるけど

じゃあ

若いころに戻りたいですか? 

なんて聞かれたら

そうでもない気がする。

ただ体の衰えだけは

ちょっと別ですけど。

歳をとっていくと色々な経験をして

色々なことが客観的に

見えるようになる。

だからと言って

必要以上にパワーを

使わないということとか

意味のない仕事を

やらないということじゃない。

若いころって経験不足なぶん

すごく狭い世界でしか存在できなくて

物事を主観的にしか考えられない。

自分の理解の外側にも

違う世界があるということを

認められないで生きる面倒臭さ。

今の若いスタッフと

日々一緒に仕事をしていても

もの凄くそれを感じる。

若さは全てにおいて

カチンコチンな状態なのである。

歳をとると考えが堅くなる

とい意味とはちょっと違う。

生きている量の違いは大きい。

若者がまだ少ない経験で

物事を判断して

それを人生悟ったような感じで

主張してくると何かムカつく。

そんな単純なことで

ムカついている自分は

色んな意味でまだまだ

カチンコチンなんだろな。

最近は悲しいことに

カチンコチンにならない部分も

あるようですけど。

成人式は20歳じゃなくて

40歳に設定すべきだ。

人に成るのは20歳じゃ早いと思う。

40歳過ぎてる自分は

まだまだガキだというのに、、、

20歳代なんてまだ

大人なの赤ちゃんみたいなものだ。

人に成るのは大変だ。

考えかた以外は

フニャフニャより

カチンコチンのほうが

いいのでしょうか。

バイチャ