性格の不一致

いつも一緒にいて

同じ時間を共有する人ほど

お互いの長所や短所が

あからさまに見えてくる。

できれば

相手の短所や欠点は

知らないでおきたいものだけど

夫婦や恋人や仕事仲間においては

同じ時間を共有することから

逃れることはできない。 

人は相手の嫌な部分を

ひとつでも見つけてしまうと

相手のやることなすこと

嫌になってきたりする。

なので

同じ時間を共有することは

それなりの覚悟が

必要なのである。

できれば

相手の短所は目をつむり

相手の長所だけを探すような

見ざる言わざる聞かざるが 

共同生活をする者同士の

心得だと思う。

しかし

お互いの短所を指摘し合って

改善する努力をしていかないと

成長はできないもの。

だからこの問題は 

難しい問題なのである。

相手の欠点から眼をつぶる勇気と

それとは裏腹に

お互いを指摘し合う言葉と

聞く耳をもつ広い心が

必要なのかもしれない。

同じ時間を長く共有する人ほど

性格の不一致の確率は上がり

たまにしか会わない人ほど

性格の不一致の確率は

下がるものである。

ほなまた