不満足に魅せられて

自分の中に

満足できていないものがあると

自分の思考が

本心とは違う方向に

向かってしまうときがある。

しかし

気持ちが満たされれば

ちゃんとできるのかというと

そうでもない。

不満は満足感を欲しがり

満足してしまうと

その満足が当たり前になって

そしてまた新しい不満が

生まれてくるのである。 

満足感を手に入れると

それを邪魔してくるのは

不満ではなく

当たり前になる満足感。

それと同じように

喜びを手に入れたときに

邪魔してくるのは

悲しみではなく 

当たり前になる喜び。

成功を手に入れたときに 

邪魔してくるのは

失敗ではなく 

当たり前になる成功事例。

愛を手に入れたときに

邪魔してくるのは

憎しみではなく

当たり前になる愛でもなく

不完全な愛なのである。

喜びも成功も

そしてまた愛も

満足してしまうことで

満足感が麻痺してしまい

全てが当たり前のことに

変わってしまう。

当たり前のことになると

また不満が生まれて

その不満を満たすために

満足感を得ようとする。

人生はそんなことの

繰り返しなのである。

なるべく不満に囚われないよう

なるべく自分を見失わないよう 

満足していかなければ

いけないのである。

ほなまた