恋のオーディション

恋の終わりは

突然やってきたりするもの。

人は突然起こる事態に

なかなか対応できない

生き物なのである。

特に恋心なんて

心の準備をしていても

現実を受け入れることが難しく

ずっと引きずり

この世の終わりみたいな

気持ちになる。

こんな愛しく思える人とは

2度と出会うことはない、、、

なんて錯覚に陥り

相手のことを

忘れられなかったりするのだ。

別れた人との思い出なんて

蕨ではないのだから

終わった恋に溺れかけても

思い出にすがる必要はないし

未練なんて

高級ブランドではないのだから

大切に保存しておかなくてもいい。

さよならを言ってきた相手は

紛失物ではないのだから

無駄に探す必要なんてない。

どんなに引きずろうと

どんなにあがこうと

取り戻せないものだと

わかってしまえば

心は少しずつ落ち着いてくる。

終わった恋なんて早く忘れて

前に進むしかない。

進行中の恋では主役だけど

終わった恋では

観客になることが大切。

また新しい

恋のオーディションを受けて

主役を獲得していくしか

ないのである。

ばいなら