思いやりは
色々な人と携わり
色々な経験や失敗を
繰り返しながら
自然に身についていくものだ。
だから
人生経験がない若者に
もっと思いやりを持ちながら
人と接しなさい、、、
なんて育成しても
そう簡単にできるわけがない。
思いやりがある人間になれれば
周りからはいい人とか
優しい人だなんて
思われるかもしれない。
ただ若い頃は
自分のことで精一杯なのに
他人に気を使うことまで
したくてもできないのである。
そんな若者に
思いやりを持てと言っても
見返りを求めてしまう
自己中心的な重い槍になる。
そして若さゆえ
その槍の重さに自分は疲れるし
その刃で相手を傷つけたり
自分を傷つけてしまうかもしれない。
まだまだ未熟者の若者に
思いやりなんかを
育成することよりも
若い頃しかできない
もっと別にある大切なことを
のばしてあげる時期なんだと
思うのである。
本当の思いやりなんて
なんだかわからない。
どんなに思いやりがあっても
この世が滅亡すると決まったら
誰かを思いやる気持ちなんて
なくなってしまうだろう。
人間が生と死の
極地に立たされたら
多分
自分中心の考えになり
相手を思いやることなんて
失われていくものだ。
人間はそう簡単に
誰かを思いやることなんて
できないほうがマシ。
重い槍とは
この世を生きのびるために
腹黒い人間が用いるアイテムの
ひとつなのかもしれない。
ばいなら
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