茶柱が立つと縁起がいい
そんなことを
母が言っていた頃を
思い出すときがある。
今まで何度か
茶柱が立っている経験を
したことがあるけど
縁起のいいことなんて
1度も起こらなかった。
母がまだ若い頃は
今みたいに欲しいものが
すぐ手に入るような
時代ではないから
そんな時代に
この上ない幸せを望むより
時々起こる珍しいことで
小さいな幸せを
探していたのだろう。
今の時代では
茶柱が立っていたくらいで
思わず笑みをこぼすような人は
そんなに多くはないだろう。
今の若者たちは
大した苦労もせずに
親の脛をかじって育ち
利己主義で
人のありがたみも
そんなにわからない。
そもそも茶柱が立つ以前に
お茶を飲むという概念は
ペットボトルのお茶なのだ。
そんな世代の人たちが感じる
小さな幸せとはなんだろう、、、
そう考えていると
なんだか
苦労しながら育ってきた
昔の人たちに希望を与えた
茶柱を見ると腹が立つ。
茶柱が悪いわけではないけど
茶柱に腹が立つ。
そんなことを言ってる自分も
お茶を飲むのは
ペットボトルのお茶なのだ。
そんな自分にも
腹が立つ。
ほなまた
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