恋のアスピリン

少しでも

身体に痛いところがあると

色んなことに

集中できなくなったりする。

痛いことと言っても

頭が痛かったり、、、

歯が痛かったり、、、

そんな痛みよりも

胸が痛いときほど

集中できなくなることが

多いのである。

胸が痛いといっても

恋をしたときに起こる

胸の痛みほど

面倒臭いことはない。

誰かに恋をすると

四六時中その人のことを

考えてしまったり

いつも以上に

携帯電話が気になったりと

仕事に集中できなくなるほどの

恋煩いはNGなのである。

頭や歯が痛いときに飲む

鎮痛剤は存在するのに

恋をして

胸が痛いときに飲む

鎮痛剤はないのだろうか、、、

恋をすると

周りが見えなくなるのと

恋をした相手の本質も

見えなくなったりする。

もしも

恋のアスピリンがあるのなら

恋をしたときでも

仕事に集中することができたり

恋する相手が

どんな人なのかと

ちゃんと見極めることもできて

仕事や恋に失敗することは

なくなるのだと思う。

こんなことを考えている

年老いた僕には

恋のアスピリンは

必要のない薬なのである。

ほなまた