Adult Education

誰かに

仕事や技術を教えることは

本当に難しいこと。 

言い方や教え方で

相手がこの仕事を

好きになるか嫌いになるかが

決まる可能性がある。

そんな中で

1回教えただけで

すぐに理解できる人や

何回教えても

覚えられない人もいたりする。

教える側としては

早く覚えて欲しいと願うけど

新しいことを1から覚えることは

なかなか難しい。

何度言っても覚えが悪い人に 

ずっと同じことを

教え続けていると

だんだんイライラしてきて

攻撃的な口調になってしまう。

そんな口調で教えていると

相手は萎縮してしまい

頭が真っ白になることだろう。

そして

今以上に覚えが悪くなり

少しずつこの仕事のことが

嫌いになっていくに違いない。

何度言っても覚えられない人には

根気よく同じことを

小学生に教えるような気持ちで

丁寧に優しい口調で

教えてあげることができれば

その人はこの仕事のことが

好きになるに違いない。

自分が教えてもらっていた

立場だったときは

どうだったのだろうか。

もしかしたら

今自分が教えている

覚えが悪い人と

変わらないくらい

覚えが悪かったのかもしれない。

今教えてもらえることは

ある程度までは

誰かが教えてくれるけど

その先からは

全て自分次第になるのだ。

だから

教える側も教えてもらう側も

大人同士が教育し合っている

ということを踏まえ

精進していくしかないのだ。

今教えてもらっていることは

この仕事そのものではなくて

この仕事をするための

手段であることを

忘れてはいけない。

誰かに教えられることも勉強。

教えることも

また勉強になるもの。

まだ経験不足の若者に

仕事や技術や社会人として

ということ以外の

変な大人の教育は

しないでいいのである。

ばいなら