いいのかわるいのか

今やスマホひとつあれば

ある程度のことは

何でもできるように

なりつつある時代。

近い将来には

直接人と触れなくても

大丈夫なことなんかは

全てスマホだけで

済んでしまう世の中に

なってしまうような気がする。

しかしこんなふうに

便利になればなるほど

物に対しての価値観は低下し

当たり前ではなかったことが

当たり前のことになってくる。

ひと昔前を思い返すと

思春期真っ盛りの頃なんて

どうエロ本を手に入れようか

試行錯誤しながら

近くの神社や川岸に

友達とよく探しに行ったことや

土曜日の深夜番組を見るために

その時間帯だけ

テレビを自分の部屋に 

持ち込んでいたことを思い出す。

今の時代に

エロ本が捨ててあっても

見向きもしないだろうし

ちょっとエロい深夜番組があっても

わざわざ自分の部屋に

テレビなんて持ち込まないだろう。

今はスマホひとつあれば

もっと凄いものが

簡単に見れてしまう

時代だからなのである。

便利になるのはいいことだけど

便利さがまだ少なくて

色々なことに必死だった

あの時代の思い出と

簡単に手に入る

今の時代を比較して考えてみると

何となく寂しい気持ちになる。

便利な今の世の中に

どっぷり浸かってしまっても

物や人へのありがたみを

忘れてはいけないのである。

ばいなら