部屋の中に
自分だけしかいないとき
ボソボソとつぶやく独り言は
気持ち悪いと思われる。
部屋の中に
自分だけしかいないとき
ボソボソと携帯を使いながら
つぶやく独り言は
気持ち悪いと思われない。
自分がひとりのときに
考えたり思っていることを
口に出すか出さないかで
気持ち悪いイメージの度合いが
こんなにも変わるものなのか。
思っていることを
口では出さない独り言は
余計なことまで
つぶやいてしまうから
炎上する。
思っていることを
口に出してしまう独り言は
周りに誰もいないから
どんなにつぶやいても
炎上しない。
独り言をしてしまう人を
キモいと言ってくる
あの人もこの人もその人も
見渡してみれば
どんなときでもどんな場所でも
いつも下を向きながら
どうでもいいような
自分大好きな独り言を
つぶやいている。
どっちがキモい人なのかと
考えてみれば
結局はどっちもキモい人だと
思うのである。
でも1番キモいのは
下を向きながら携帯をいじり
独り言についての独り言を
つぶやきながら
ひとりで炎上している。
自分自身なのだ。
ほなまた
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