This side The other side

事の発端は

だいたいあっち側から

という理由が多い。

あっち側から

始まったことならば

罪悪感は減少するし

誰かに伝えるときも

言いやすくなるのだ。

その事の内容を

あまり把握してない人が

事の発端はあっち側から

なんて聞いたとしたら

多少たりとも哀れに

思ってくれることだろう。

こんな話しを

あっち側にも確認のため

聞いてみたりすると

あっち側も事の発端は

あっち側からだと言ってくる。

あっち側からしてみたら

あっち側はこっち側。

こっち側からしてみたら

こっち側はあっち側。

あっちこっちばかり

気にしていると

なんだか面倒臭くなってきて

こんな下らないことは

どうでもよくなる。

あっちが悪いこっちが悪いと

罪の擦り合い対決しても

何の意味もない。

結局は

あっちもこっちも

悪いところがあるのだから

こんな話しの結論は

言われたことをちゃんと理解し

今後の行動において

あっちがこっちがみたいなこが

2度と浮上しないように

努力することなのだろう。

それでも治せずに

あっち側からどうしたなんて

言い出してしまうと

気づいたら

自分のあっち側には

誰もいなくなるのである。

ばいなら